――12月26日。朝6時30分
ガラッ……開け放たれた窓から差し込む光。
杉村はベランダに出ると大きく深呼吸をした。
「……ついに、この日が来てしまったか」
バースデー・バトル
――同時刻、桐山邸
「若様、おはようございます」
「例のものは用意できているか?」
「はい、ぬかりなく」
――同時刻、三村家
「ついにオレと美恵
の人生に新しいスタートのテープが切られるときがきたか」
――同時刻、川田のアパート
「ひとを愛するっていうのはホンマに難しいことだな」
――同時刻、慈恵館
「秋也、オレ応援してるよ」
「サンキュー、ノブ」
――12月26日。朝9時30分
杉村が家の門を出ると貴子が待っていた。
「貴子」
「弘樹、ついにこの時が来たわね。わかってるんでしょうね?」
「ああ、今度はオレも一歩も引くつもりはない」
「それを聞いて安心したわ」
――同時刻、桐山邸
「若様、自家用セスナを用意しましたが」
「いや、いい。徒歩で行くのもいいだろう」
あまりにも壮麗な門を開けると、ちょっとゴツイ、リーゼントの男が待っていた。
「お・ま・た・せ。さあ行きましょ、美恵
ちゃんが待ってるわよ♪」
「ああ」
――同時刻、三村家
「おはようシンジ」
「……豊、わかってんだろうな?」
「うん、シンジがやっとプレイボーイ卒業してくれるんだ。オレ、何でも協力するよ」
――同時刻、城岩公園前
「……よう、七原」
「……おはよう川田」
偶然出会ってしまった二人。お互いバッチリオシャレしている。
「偶然だな……丁度いい。一緒に行くか?」
「……ああ、そうだな」
お互い作り笑顔をするものの内心気が気じゃない二人。
「ねえ弘樹。それにしても、あんた美恵
のどこに惚れたの?」
「え?」
突然の貴子の問いかけに杉村は耳まで真っ赤になった。
しかし貴子が、そう思うのも無理は無い。確かに貴子を通して美恵と杉村は仲のいい友達だったが恋愛感情なんてない。
少なくても一週間前までの杉村は、そうだった。
「……え…と、それはだな」
少し照れながら杉村は指を差した。その先、路地におかれたダンボールの中に、ちょこんと仔犬が座っている。
「……犬?」
「先週の事だったんだ」
「あれ?天瀬どうしたんだ?
」
人気の無い路地で屈んでいる美恵
を見つけ杉村は心配そうに駆け寄ってきた。
「あ、杉村くん。みて、この子」
「野良犬か……可哀想に」
「きっと、お母さんとはぐれたのよ。でも、うちじゃあ飼えないし」
美恵は仔犬を抱き締めながら言った。
「だから私が飼い主を探してあげるの」
それから、美恵
は毎日仔犬の様子を見に、この場所に通った。もちろんエサ持参で。
この毛布入りのダンボールも美恵
が用意したものだ。
そして毎日、友達や知り合いに頼み込んで飼い主募集。
仔犬を抱き締めた美恵
の笑顔は……見たこともないくらい綺麗だった。
こんなに近くにいたのに気付かなかったなんて……オレも鈍感だよな
「そんな事があったんだ。でも弘樹、あんたわかってるの?あの子に惚れてる男はクラス中に何人もいるのよ」
「……ああ、わかってるよ」
そして、その恋敵どもは間違いなく来るだろう……今日の美恵
の誕生日パーティーに。
「とにかく、あいつら要注意よ。あんたに引けをとらないくらいお人好しの七原はともかく、桐山、三村、川田は絶対に隙を見て美恵
を連れ出そうとしてるに決ってるわ。
いい?何が何でも奴等を出し抜いて、美恵
と2人っきりになるのよ!!」
「でも貴子。オレは抜け駆けなんて」
「何言ってるよ!!そのくらいしなきゃあ、あいつらには勝てないわよ!!」
「「「「「「「「ハッピバースデー美恵(天瀬
)(ちゃん)(さん)
」」」」」」」」
「ありがとう」
本来なら、なごやかなムードのはずのバースデー・パーティー……が!!!
(美恵
を連れ出すのが最優先だ。ホテルのスィートルームで2人だけの誕生日を過ごす。それもいいだろう)
(隙を見て美恵
を連れ出してやる。もちろん最終的には一夜を共にするのがベストだぜベイビィ)
(……この怪しいオーラ……やっぱ桐山と三村は油断できんな。オレも早めに勝負仕掛けんとな)
「……貴子」
「何よ」
「……オレは今すごく恐ろしいんだ……おまえや七原は気付いてないかもしれないが……拳法で気孔術を会得したオレにはわかる……」
杉村は拳を握り締めた。
「……いくら何でもオレたちの目を盗んで天瀬を連れ出すなんて非常識なマネをする奴なんていないと思ってた……でも……
」
そう、杉村は肌で感じていたのだ。桐山、三村、川田の禍々しいオーラに。
そして悟ったのだ。こいつら3人は常識なんて全く通用しない。特に桐山と三村は要注意だと!!!
「美恵ちゃん、誕生日本当におめでとう。ハイ、これアタシからのプレゼントよ」
「「「「「「「ッッ!!!!!!!!」」」」」」」
オカマに出し抜かれ思わず固まる面々。誰もが一番に渡して印象を良くしようと思っていたのに……何て事をしやがるんだ、このオカマ!!!!!
「ありがとうヅキちゃん。開けていい?」
「もちろんよ」
綺麗に包装された小さな箱の中身は口紅だった。しかも高級ブランドだ。
「ヅキちゃん、こんな高いもの、本当にもらっていいの?」
「気にしないでちょうだい。アタシ化粧品会社にコネがあって安く仕入れたのよ。今度それをつけて桐山くんを誘惑してちょうだい」
「え?」
「「「「「「え”ぇぇぇ!!!!!!」」」」」」
な、何て事を言いやがる、このオカマぁぁぁぁぁ!!!!!!!
他の6人は、そう思ったが桐山だけは、それも悪くないだろうと、心の中で月岡に感謝した。
「次はオレだな。美恵、オレ自身をもらってくれ……」
と、言いかけた三村だったが、背後でガチャッと、マシンガンを取り出す音が聞こえたのでやめた。
「……しょうがない。こっちのプレゼントを」
かなり大きめな箱。しかもシャネルの文字が。
「わぁ、三村くん、ありがとう」
わくわくしながら箱を開ける美恵。が!!!
「……スケスケのネグリジェ……三村くん……あの、これ……」
「気に入ってくれたか?ベイビ。今度はランジェリーをプレゼントするよ」
「三村……なんて恐ろしい奴。あんな知的戦略を繰り出すなんて……諸葛孔明の上をいくんじゃないのか?」
「……弘樹。あんた今の自分のセリフに疑問はない?」
「美恵ちゃん、これつまらない物だけど」
「わぁ、可愛いぬいぐるみ。ありがとう豊くん」
笑顔の美恵。それを見て豊は良心が痛んだ。
(……ごめん美恵ちゃん)
そのぬいぐるみの中には盗聴器が仕掛けてあったのだ。ちなみに三村が人知れずガッツポーズをしていたのは言うまでもない。
「オレは貧乏金なしだからな。こんなモンしかやれんけど」
そう言って川田が出したものは手作りのバースデーケーキ。
「オレも三村や月岡みたいなブランドなんて、とても無理だから」
と言って七原はピンクの薔薇の花束。かなりまともなプレゼントだ。
「美恵」
ここにきて、ずっと黙っていた桐山がついに動き出した。
「「「「「「「………」」」」」」」
他の七人は固唾を飲んだ。何しろ、あの桐山和雄だ。いったい、どんなプレゼントなのか?
「受け取ってくれ」
メチャクチャ大きい箱。しかも重い。
「ありがとう桐山くん」
「気に入ってくれたらいいが。昨日やっと航空便で届いたんだ」
「……え?航空便……?」
「ああ、欧米一の画家・ルトワールに半年がかりで描かせたんだ。間に合ってよかった」
その瞬間、部屋中の空気が凍ったが、桐山は全く気にせずに包みを開いた。
「オレの肖像画だ」
………。
「毎日これを見て、オレことを想ってくれ」
………。
「どうした?嬉しくないのかな?」
「……ううん、そんなことない…よ。ただ……あの桐山くん、これいくらしたの?」
「ああ、たったの『3億』だ」
「……あ、ありがとう桐山くん」
目眩すらしている美恵……もはや型どおりお礼をいうしかなかった。
(まずい。非常にまずいわ)
貴子は焦った。モノはともかくとして、億単位のプレゼントなど出されたら、杉村のプレゼントなどかすんでしまう。
ただでさえ、この杉村が女の子が喜びそうな気の利いたものを持ってきたとは到底思えない。
「ちょっと弘樹」
貴子は小声で囁いた。
「なんだ?」
「あんたのプレゼントって何?」
「ああ、すごくいいものだぞ。『李白の詩集』だ」
「………」
「すごく素敵。貴子、杉村くん、本当にありがとう」
「そう、よかったわ」
貴子が用意したアクセサリーをつけて喜ぶ美恵。
杉村は、ちょっと納得がいかない面持ちだ。なぜなら貴子の一存で、せっかく用意した詩集は闇に葬られたのだ。
「貴子、どうしてあれがいけないんだ?」
「バカね。あんなもの貰って喜ぶ女子中学生なんていないわよ」
そして貴子が気を利かせて、貴子のプレゼントは、杉村との共同プレゼントになってしまった。
「よーし、それじゃあ本日のメイン。王様ゲーム!!!」
三村の掛け声に他の者(桐山は例外)たちは思わず顔をしかめた。
「何だよ。パーティーに王様ゲームは定番だろ?それとも怖いのかよ」
……怖いよ、三村。おまえの、その目……全然、笑ってない。
フフフフ……かかったな。これで美恵の唇はオレのもの……。
「よーし、行くぞ。王様だーれだ!!?」
「オレだ」
低くはないが威厳のある、りんとした冷たい声が聞こえた。
「どんな命令でもいいのかな?」
そう桐山にとって、こんな庶民のゲームは生まれて初めてなのだ。
はたして、どんな命令を下すのか?全員固唾を飲んで見守った。
「美恵、オレと結婚しろ
」
……シーン。
「バカか、おまえは!!何考えてるんだ!!?」
「王様は命令できると言ったのは三村おまえだ。矛盾してるぞ、理解できないな」
理解できないのは、あんただよ……。
「……こんな公衆の面前で、堂々とプロポーズなんて……オレには、あんな毅然とした態度はとれない。何てスケールの大きい男なんだ……」
「……弘樹。あんた今の自分のセリフに疑問はない?」
「気を取り直して次の王様は……やったーー!!!オレが王様だぜ!!!
天国の叔父さん見てるか!?オレはついにやったぞ!!!!!」
フフフフフ……怪しい笑みを浮かべる三村!!!
そう!!!奴は、こっそり見たのだ!!!!!
美恵
の番号を!!!!!
そう『6』の数字を、はっきりと!!!!!!!!
「あら?美恵
ちゃんの数字。引っくり返すとアタシと同じね」
……シーン。
な、な、な……なんだとぉぉぉーーー!!!!!
そ、そうかしまったぁぁぁーーー!!!
オレは『6』だと思ったが『9』かもしれないじゃないか!!!!!
確率は2分の1!!!!!しかも秤の片側には月岡ぁぁぁぁ!!!!!
まさにデッドオアアライブ!!!!!!!!
三村の様子に他の連中も気付いた!!!!!
『6』か『9』か……『美恵
』か『月岡』か……
まさに天国と地獄!!!!!!!!
桐山(コインを投げて表が出れば『6』裏が出たら『9』。それが妥当だろう)
川田(三村、やっぱり天瀬とキスするつもりやったんだな。危ない奴
)
貴子(でも、このまま勝負にでたら月岡に当たる可能性も有りって事よね)
豊(シンジ!!もう、やめなよ。見てられないよ)
七原(美恵
さんは勿体無いけど、ここはやっぱり勝負捨てるしかないよな)
そして杉村も思った。
(そうだな。オレなら、こんな無謀な勝負はしない。やっぱり普通にゲームを楽しむべきなんだ)
みんな思った……三村はあきらめるだろうと。
「……『6』番」
全員総立ちになった!!!!!
そう、三村は勝負を捨ててなかったのだ!!!!!
『いいか信史。美しく生きるってことは簡単な事じゃない』
――ああ、そうだな叔父さん
「『6』番は王様に……」
――叔父さん、オレは賭けてみたいんだ。自分の運命って奴を
川田(……三村!!月岡の危険を承知で!!なんて根性のある奴や!!!)
貴子(バカ通り越して発狂したとしか思えないわ!!!)
豊(シンジ!!!もう十分だよ!!やめてよ!!!)
七原(……そんな!!オレには、オレには、あんなマネ……)
杉村(………絶対に出来ない!!!!!!)
「『6』番は王様に……キ…」
――美恵
、オレは信じてる。おまえは運命の相手だと
「キス」
………。
静寂……ただ静寂。全員が見詰めた……美恵
と月岡を。
――叔父さん、あんた言ってくれたよな。自分を信じろって
――オレは信じるよ。自分の運命って奴を
「キャァァァーーー!!!!!ヅキ感激ィィィィーーー!!!!!」
「’&%$#◆ф*X★!!!!!!!!!!」
「ギャァアアアアアアアアアアーーーーー!!!!!」
その悲鳴は城岩町全土にこだました――と、後世の歴史家は伝えている。
「三村!しっかりしろ三村!!」
「惜しい男を亡くしたな……」
杉村には衝撃だった。生きる屍と化した三村が。
……三村、なんで、あんな危険なマネを?
天瀬の為にか?彼女の為におまえは……。
三村…おまえって奴は……。
いきなり杉村が立ち上がった。
「弘樹?」
「……貴子…オレは、オレは……」
杉村が、これまた前触れもなく走り去って行った。
「…ちょっと弘樹!!どうしたのよ!!」
慌てて貴子が後を追う。
「……オレは…オレって奴は」
庭の木に額をつけ杉村は唇を噛んだ。
「弘樹どうしたのよ?」
「……貴子。オレは……オレは……バカだ!」
「はぁ?」
「オレは天瀬の事が好きだ。大好きだ。世界一だという自信さえあったんだ。
オレは天瀬の為なら、どんなことでもできると思っていた。
……でも、オレは口先だけの男だったんだ!!!!!
オレには……オレには……月岡とキスなんて絶対に出来ない!!!!!
例え天瀬の為でもだ……!
それなのに……それなのに!!!
あいつは……三村はオレなんかより、ずっと天瀬
を愛していたんだ。
天瀬への愛を、あんな究極の方法で見事に体現できるなんて……。
貴子、オレは思ったんだ。いや、はっきりと悟ったよ」
「オレは三村に負けたんだ」
「三村……あいつは、オレなんか足元にも及ばない……最高にかっこいい男だ、
あいつが、あんまりにも眩しすぎて……あそこにいたら……オレは自分がどれだけ器の小さい男かということを嫌ってくらい思い知らされる。
それに我慢できなくて……こんな風に逃げるなんて……。
笑ってくれ、貴子。オレは強くなるって、おまえに誓ったのに結局なれなかったんだ」
「月岡とキスできないオレに天瀬を愛する資格はない」
「……弘樹、あたし、あんたの事好きよ。でもね……真面目通り越して大バカよ、あんたは!!!
いい?!月岡とキスすることと、美恵を好きなことは全くの別問題なのよ!!」
「そうなのか?じゃあ、月岡にキスできなくても天瀬のことを好きでいていいんだな?」
「そうよ、このバカッ!!!」
その時だった。突然、パラパラと雨が降り出したのは。
そして、その直後、玄関から美恵が飛び出し走り去っていった。
ちなみに部屋の中では三村の蘇生に全員気を取られ、誰も美恵が飛び出したことに気付かなかったのだ。
しかし、あいつらの事。美恵がいなくなったことに気付くのは時間の問題だ。
「弘樹、チャンスよ!!あいつらは、あたしが食い止める、あんたは美恵を追いかけるのよ!!」
「え?」
「え?じゃないわよ!!さあ、早く!!」
「ああ、わかった!!」
貴子に後押しされ、杉村は慌てて美恵の後を追った。
「それにしても……どこに行ったんだ?」
こんな雨の中を、あんなに急いで……そこで杉村はハッとした。
もしかして!!
「……きゅーん……きゅーん」
仔犬の弱々しい鳴き声。
それもそうだろう、この冷たい雨にうたれては。
「大丈夫?」
そこへ
美恵が飛びつくように駆け寄ってきた。服が汚れるのもかまわずに、その仔犬を抱き締める。
「もう大丈夫よ」
「天瀬ッ!やっぱり、ここだったんだな」
「杉村くん、どうしてここに?」
君のことが好きだから、なんてキザなセリフ杉村に言えるわえはない。
「……その、天瀬が飛び出すのをみて、追いかけてきたんだ。その犬、大丈夫なのか?」
「うん、少し震えてるけど」
杉村は、そっと傘を美恵の頭上にさした。
「杉村くんは?」
「……オレはいいんだ」
「でも」
「本当にいいんだよ」
「……杉村くんは優しいね。私、杉村くんのそういう所好きよ」
「!」
社交辞令……だよな、きっと。
それでも杉村は自分の胸が温かくなるのを感じた。
雨に濡れているもかまわないくらいに温かった。
「天瀬、その犬、うちで飼うよ」
「え?だって杉村くんのお父さん、昔可愛がっていた猫が死んでから『犬なんか飼ったらアナスタシアに申し訳ない』って、絶対に不可だって言ってたじゃない」
「説得するよ。だから、もう……その。……天瀬は心配するな」
「ありがとう、杉村くん。あ、雨やんだね」
雲の合間から、光が差し込み始めた。
「わぁ…見て!杉村くん!」
美恵が少し興奮しながら指をさした方向。
その澄んだ空にかかる七色の虹。
「天瀬ッ!!」
ふいに杉村が美恵の手を握った。一瞬、目を大きくする美恵。
「……その。もう、しばらく2人で歩かないか?」
「うん」
今度は、美恵が杉村の手を握り返した。
「行こう杉村くん」
「ああ」
それから、思いついたようにポケットから包装紙に包まれたものを取り出した。
「……あの、これ。貴子はつまらないから、やめとけって言ったんだけど」
「プレゼントだよ」
「ありがとう。今日、一番のプレゼントよ」
それから2人は繋いだ手をしっかりと握り締めた。
杉村の戦いは始まったばかりかもしれない
だけど、つないだ、この手は離したくない
これからも、ずっと二人で歩いていたい
天瀬、オレが誓うのは二人目だ
オレは頼りないかもしれないけど
まだまだ未熟かもしれないけど
天瀬、おまえを守れる男になる
オレ強い男になるよ
~完~